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水川建設 株式会社
良質の柱で造る家

東濃のひのき

東濃檜(ひのき)を使用

建築資材として使用できる北限の岐阜の自然が育てる最高品質ブランド木材「東濃檜」を使用しており、地震にも強い頑丈な家づくりの要となっています。



東濃檜(ひのき)とは?

東濃檜は元々岐阜県東濃地方の、裏木曽地方で産出されるヒノキで、 室町時代からヒノキの産地として有名でした。

この地域は海抜約750m、朝霧が立ちこめる風土は気温、湿度、日照、 降水など、ヒノキの育成に理想的で、しかも、全国のヒノキの育成にはほぼ北限に位置し、 年輪の目のつまった良材は「東濃檜」と呼ばれ、最高級の建築材のとして使われています。

東濃檜の特徴は、通直、正円。 成長には歳月がかかるが、年輪幅が細く均整で、木目が薄いピンク色で美しく、強度・耐久性が高いことにあります。

東濃檜(ひのき)とは?

東濃檜(ひのき)の生産過程

東濃檜(ひのき)は以下の厳密な製造基準と品質管理を行い生産されていきます。

① 原木市場で厳選した丸太を使用

長年の経験を積んだ「目利き」のプロが原木市場で厳選された最高品質の東濃檜を仕入れます。

原木市場で厳選した丸太を使用
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② 樹芯が中心にくる粗挽き加工

樹芯が中心にくるように粗挽きすることによって、 硬質で狂いが少なく耐久性が大きい木材に仕上がります。 また、東濃桧製品の製造基準を定めた「東濃桧品質管理規定」には粗挽き〜人工乾燥〜仕上げ挽き、 と二度挽きの行程が取り入れらています。

樹芯が中心にくる粗挽き加工
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③ 含水率15~20%の人工乾燥

木材は含水率が低くなるほど強度が増します。 よく乾燥させた木材で建てた住宅は気密性や保温性がよくなり、住宅の壁のすきまや建具の不具合などがなくなります。 また「東濃桧品質管理規定」の第7条には製造基準に人工乾燥の必要性を規定しており、含水率の表示を義務付けています。

含水率15~20%の人工乾燥
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④ 高度な仕上げ挽き、面取、ブラッシング

仕上げ引きでは高精度の鋸を使い面取り加工と材面のブラッシングを行い、 東濃檜の艶のある美しい柱などが生産されます。

高度な仕上げ挽き、面取、ブラッシング
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⑤ 東濃桧製品認定のJASラベル貼付

東濃桧認定の工場で生産された製材品には「認定マーク」のほかにJAS格付けによる「JASラベル」に等級、 寸法、含水率、製造業社名などを明記し、その品質を保証しています。

東濃桧製品認定のJASラベル貼付

柱へのこだわり

柱・土台に桧を使用する理由について

桧は、本州の中部から、西・四国や九州に分布するヒノキ科で台湾にも分布しています。 弊社の地場である東濃地方は、桧の生育域の北限に近い所であります。 寒さの中で育つ桧は年輪巾が小さく密であるため強度が強く、 また、桧は腐朽菌にもシロアリにも強く、耐久性や、保存性が、世界最高レベルといわれています。

桧は独特の芳香があり、ヒノキ風呂、ヒノキ酒器など、ヒノキの香りは、多くの人々に好まれています。 香りの成分はアルファピネン・ポルネオールという物質です。 この他にも桧には気分を落ち着かせる効果があったり、抗菌効果などをもつ有用な物質が含まれていることがわかっています。 そのため、まな板などキッチン用品に用いられることが多いようです。

また、世界最古の木造建築物として今日までその姿を保もっている法隆寺も桧を使用しております。 その特性・強度について杉との比較を数字で表わしてみます。

柱・土台に桧を使用する理由について

桧と杉の強度の比較

引っ張り強度 曲げ強度 圧縮強度 せん断
1,200 750 400 75
900 650 350 60

単位 kgf/㎠

柱の年輪と含水率

年輪とは

スギやヒノキなどの国産材には、必ず「年輪」(ねんりん)があります。

年輪とは、樹木の切り株などの横断面に見える同心円状の輪のことです。 木は春から夏にかけて大きく成長し、夏の終わりから秋にかけて成長が止まり緻密になるので、 それが輪のように見えるのです。

この輪を数えると、木の樹齢がわかります。樹木の輪切り断面の環状の輪は、色が淡い部分を「早材」と呼び、 春から夏にかけて成長した部分(細胞壁)です。色が濃い部分は「晩材」で、夏から秋にかけて成長した部分です。

スギやヒノキは、年輪幅が等間隔であるものが「良質材」とされ、 若い時期(植えてから 10 年~20 年)には枝打ちで成長を抑制し、この後は間伐で成長を促して、年輪が等間隔になるように育てます。

年輪とは

「辺材」と「心材」

「辺材」と「心材」

樹木の輪切り断面で、色彩が濃い中心部を「心材(赤身)」、色彩の淡い周辺部を「辺材(白太)」といいます。

この「心材」と「辺材」は異なる性質を持っています。 「強度」、「耐久性」は色の白い外側の部分の「辺材」が優れており、逆に「心材」は芳香成分が含まれ、 腐朽菌や白アリへの抵抗性があるので、建物の基礎部分や水回りに使用するのがよいです。

「心材」と「辺材」も使い分けることで、木の家はさらに長持ちします。

木目の「板目」と「柾目」

木材の中心を通らずに接線方向に切った断面を「板目(いため)」木材の中心を通って放射方向に切った断面を「柾目(まさめ)」といいます。

板目、柾目は乾燥による収縮率が異なります。 【各収縮率比率は、繊維方向:半径方向:接線方向=1:10:2特に板目は、 接線方向は半径方向に比べて2倍収縮するため、乾燥が進むと、木表(板の樹皮側)側に凹の反りが現れます。

少なくとも含水率20%以下にまで乾燥されていない木材を使用すると、 継ぎ目に隙間が生じて、構造耐力が確保できなくなったり、床鳴り等の原因となります。

木目の「板目」と「柾目」

含水率について

含水率について
含水率

木材が乾燥すると、寸法は段々小さくなります。特に含水率30%近くになると大きく収縮し、 割れや、そりが目立ってきます。

使う前に十分低い含水率まで乾燥させておく必要があります。 一般的に、建築用材の適正含水率は次の様です。

構造用製材20%以下
敷居・鴨居・枠材等18%以下
床板・内装用壁板材15%~10%

土壁について

木組の柱と貫の間に竹で細かく格子状に小舞を編み、左官がそこに水と、 ワラを含んだドロドロの土を塗り、乾くのを待って次の工程に進んでいくのです。


土壁は壁の厚み全体が「無垢の土」そのもので、できています。 しっかり厚みをもった土壁は防火要素でもあり、耐震要素ともなる構造体なのです。

また最近では、温熱環境などへの有効な素材として、評価され始めております。 「調湿性能」「蓄熱性能」により心地よい空間となるのです。


また土壁は水とワラを混ぜ合わせ、寝かせる事で、混ぜ込んだワラが醗酵し、 ワラの繊維質が粘土の粒子にからまって、粘りを増す事で割れにくく、強い土壁となるのです。


土壁は、これ一つで、「蓄熱性能」「調湿性能」「遮音性能」「匂いの吸着性能」 そして「構造強度」等、沢山の性能を有しているのです。

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