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水川建設 株式会社

和風住宅の豆知識 障子

2019年09月24日

 

和風住宅の豆知識 

 

 

今回は、障子についてです。

 

 

歴史

 

 

 

障子の原型は、平安時代に貴族の邸宅の

 

間仕切りとして使われた衝立だといわれています。

 

平安時代の寝殿造りの洋式では

 

壁で囲った部屋というものはなく

 

大きなワンルームの広間を、こうした衝立を使って

 

間仕切って使用していたのでしょう。

 

細い木を組んで、紙を貼る今日の障子は

 

平安末期に登場した明かり障子で

 

室内の採光のために工夫されたものです。

 

サンプル画像

 

 

 

現代

 

 

小説家 谷崎潤一郎は「陰翳礼讚」という小説の中で

 

日本家屋の薄暗さにこそ美がある。

 

と言っていますが

 

この作品が書かれた昭和8年と現代では

 

時代背景が違いすぎるので、

 

たまにはそういう宿に泊まってみるのもいいかな

 

という程度の感じ方しかないかもしれません。

 

しかし、障子にはたくさんの魅力を持っています。

 

1. 室内に和紙越しの柔らかな光を導いてくれるので

 

 直射日光のまぶしさを和らげる。

 

2. 障子は呼吸するといわれ

 

 適度な換気と保湿機能を持っています。

 

3. 自然素材でできていて、貼り替えによる

 

 リニューアルが可能というエコに優れた建具です。

 

最近は、和風インテリアなどから

 

障子のデザイン性が見直され

 

洋間にも現代的な和室にもフィットする建具として

 

生かされるようになっています。